今回のウイスキーよもやま話はバーボンウイスキーの「オールドクロウ」についてお話ししましょう。
「オールドクロウ」はアメリカンウイスキーの1種であるバーボンウイスキー。
1835年アメリカのケンタッキー州バーボン郡で誕生しました。
現在でもバーボン製造の基本されている、サワーマッシュ製法で最初に創られたことから「元祖バーボン」と言われています。
原材料のコーンの比率が非常に高く、樽の内側を焦がしたホワイトオークの樽で熟成していることから、まろやかな甘みのある口あたり。
さらに、独特のフルーティな香りがあるため飲みやすい味わいで人気があります。
香りがいいためロックがおいしいのですが、おすすめしたいのはコーラ割り。
いつもバーボンをロックで飲まれる方も、ぜひ試していただきたい飲み方です。
ラベルにはカラスが描かれていることから、ブランド名の由来はカラスだと思うかたがいらっしゃるようですが、そうではありません。
「オールドクロウ」というブランド名は、創業者であるジェイムズ・クロウ博士の名前が由来で、後付けで絵柄は描かれました。
日本でも割と多くのバーで取り扱われており、飲みやすい味わいもあって気軽に楽しむことができるバーボンの1つですね。
ですが、「オールドクロウ」の日本での知名度の高さは、その味と手軽さだけで得られたわけではないのです。
昭和の名優であり、今でもカリスマ的人気がある俳優の松田優作さんが愛飲していたことも、人気が出た1つの要因と考えられます。
松田優作さんは、ただ愛飲していていただけではなく、主演を務めた人気シリーズ映画『処刑遊戯』の劇中には、主人公・鳴海昌平(なるみしょうへい)が愛飲するバーボンとして登場するシーンがあります。
そんな松田優作さんは、1989年、アメリカ映画「ブラックレイン」でハリウッドデビューをしましたが、公開直後に病気で急死してしまいます。
享年39歳。
亡くなる直前に立ち寄ったバーで最後にオーダーしたのも「オールドクロウ」だったことは、松田優作さんのファンには有名エピソードとなっています。
今度「オールドクロウ」を飲む時は、松田優作さんの作品をみながら飲んでみるのも良いかもしれませんね。
※サワーマッシュ製法とは
とうもろこしや穀物を粉砕したマッシュといわれるものを発酵・蒸溜させた後、その蒸溜後の残液の上澄みを2回目蒸溜の新しいマッシュに少量加えて発酵を行う製法。
ジェイムズ・クロウ博士がバーボンウイスキーの製法を研究し、試行錯誤して創り上げられた製法で、現在でもバーボンウイスキーの製法として取り入れられている
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