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「ハイボールについて」
では、はじめさせていただきますね。
ウイスキーの飲み方といえば、昔は水割りが定番でしたが、今はソーダで割ったハイボールになっているかもしれません。
ちなみに、ハイボールが日本で飲まれるようになったのは、1950年代。
アルコール度数の高い蒸留酒を飲みなれない日本人のため、飲みやすいように提供したものが、日本のハイボールの始まりです。
そういえば、これも昔の話になりますが、ウイスキーのソーダ割りのことを「ウイスキーソーダ」といってましたよね。
今ではハイボールというのが普通になってます。
では、なぜ、ウイスキーソーダのことを「ハイボール」とよぶのでしょう?
そもそもハイボールとは?
「ハイボール」=「ウイスキーのソーダ割り」と思っている方が大半ではないでしょうか。
ですが本来ハイボールとは、スピリッツやリキュールなどアルコール度数の高いお酒をノンアルコール飲料で割ったカクテルなのです。
つまり、ウイスキーをソーダで割ったもの以外、例えばラムをフルーツジュースで割ったものもハイボールになるということですね。
日本でのハイボールブーム
現在大人気のハイボールですが、実は、ほとんど飲まれなかった時代があります。
1950年代、ハイボールブームが起こり、一時期はハイボールのお店が全国で約2000軒もできるほどの勢いがありました。
ですが、次第に「じっくり飲める」「高級感がある」ということで、ハイボールより水割りやロックが主流になったのです。
当時ハイボールといえば、安いウイスキーの飲み方といった扱いだったようですね。
このころから、ハイボールというより、ウイスキーそのものの客離れが顕著になっていきます。
そして、1989年(平成元年)、ウイスキーの等級制度が廃止されたことにより、ウイスキーのステイタスとしての価値がなくなり、逆に2級の安かったウイスキーの値段が高くなってしまいます。
さらに、バブル期の終焉と共に、ウイスキーブームも終わってしまいました。
ウイスキー市場が縮小していくとともに、ハイボール人気も衰えていったのですが、2000年代から再ブームとなり現在にいたっています。
再ブームが起こったのは、まず国産ウイスキー業界の積極的な働きがあったから。
ですが、一過性で終わらず定番化してきた背景には、若い世代にとってハイボールは新しい飲み物として、年配の方々には懐かしいお酒として受けられたこと、そして折からの低糖質ブームも相まってのことでしょう。
家飲みで美味しいハイボールを作るには?
ハイボールは家でも手軽に作ることができます。
おいしく作るためのポイントは2つ。
①あらかじめウイスキーやソーダ、グラスをよく冷やしておくこと
②ソーダをゆっくりそそぎ、混ぜすぎないこと
①あらかじめウイスキーやソーダ、グラスをよく冷やしておくこと
ウイスキーはボトルごと冷凍庫で保存、ソーダは冷蔵庫に入れて冷やしておきます。常温のウイスキーを注ぐよりも、氷やソーダとの温度差がないほうがなじみやすくなります。
グラスは冷蔵庫に入れておくよりハイボールを作る直前に、氷を入れて冷やしましょう。
グラス全体を冷やすためにマドラーなどで軽くステアします。この時、氷が溶けた分の水は捨ててください。
それぞれよく冷やしておくことで、氷が溶けにくくなり、ウイスキーの味が薄まりすぎるのを防げます。
②ソーダをゆっくりそそぎ、混ぜすぎないこと
ソーダを加えるときは、一気にそそがず泡立たないようにゆっくりと注ぎましょう。
混ぜるときも静かにひと回しする程度にすることで、ハイボール特有の爽快感を味わうことができます。
ハイボールがお好きなら、ぜひ、自分好みのウイスキーで作ってみられることをおすすめします。
ウイスキーのつまみになる話
今回は「ハイボール」についてお伝えいたしました。
では、本日はこの辺で。
またのご訪問お待ちしております。
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